秋が深まり、木々の彩りが美しい季節となりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、この度、新宿平田神社で開講してまいりました「親子de寺子屋」が、無事に1シーズンを終了いたしました!
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。古事記朗誦や和歌の創作、そして礼法など、子どもたちが日本の文化と精神に触れた学びの日々を、喜びとともにお伝えします。

そして、11月3日には、例大祭での歌の発表という、寺子屋の集大成ともいえる舞台が控えています。本日は、寺子屋での感動的な活動の様子と、子どもたちの成長をレポートいたします。
日本の文化と精神に触れる豊かな学び
「親子de寺子屋」では、現代の教育ではなかなか触れる機会の少ない、日本人としての誇りや美しい心を育むための体験を提供してきました。その活動内容の一部をご紹介します。
古事記・万葉集の朗誦
日本の最も古い歴史書や詩歌集を、声に出して読み上げることで、古来の美しい言葉の響きと、文化の源流を体感しました。


宮司先生による礼法の指導
美しい振る舞いや大切なマナーを学ぶ時間です。
今回は、神社での正式な作法である「玉串の奉納の仕方」を伝授いただきました。細かな所作一つひとつに込められた意味を子どものうちに学ぶことは、将来必ず役立つ貴重な機会となりました。

日本神話の紙芝居
第3回目は「海幸山幸」の物語を、3人の語り部による臨場感あふれる朗読で楽しみました。子どもたちは神話の世界に引き込まれ、物語の持つ深さを感じていました。

堅苦しい座学ではなく、体験を通じて楽しみながら日本の伝統を学べるのが、寺子屋の魅力です。
想像力と自信を育む「和歌の創作」
特に盛り上がったのは、元教員の千葉先生による「和歌の創作」の授業です。ここでは、堅苦しい決まりごとは一切なし!
子どもたちが自分の心と創造するままに、自由に和歌を作成し、発表し合いました。

自由な発想力を尊重する環境のおかげで、子どもたちは想像の翼を大きく広げ、ユニークで感動的な作品をたくさん生み出してくれました。
自分の作品を発表し、みんなに聞いてもらうことで、大きな自信につながったのが印象的でしたね。

集大成!例大祭での「歌の発表」に向けて
寺子屋の活動を締めくくるのは、11月3日に開催される平田神社の例大祭での「歌の発表」です。
子どもたちは、例大祭という晴れの舞台で、これまでの学びを胸に歌声を奉納します。
歌うのは、感謝と和の心を伝える、美しく和やかな一曲です。曲名はあえて秘密にしますが、子どもたちが心を一つにして歌うその姿は、きっと皆さんの心に響くはず。
練習を重ねるたびに深まる子どもたちの絆と、真剣な眼差しは、見守る私たち大人にとっても大きな感動を与えてくれました。

次シーズンへのご案内
「親子de寺子屋」は、古き良き日本の文化を楽しく学び、子どもたちの自信と創造力を育む、温かいコミュニティです。
このレポートを読んで、もし少しでも「参加してみたい」「楽しそう!」と感じていただけたら、とても嬉しいです。次シーズンの開講に向けて、また皆様にお目にかかれる日を楽しみにしております。
まずは、11月3日の例大祭で披露される子どもたちの歌声を、ぜひ遠くからでも応援していただけたら幸いです。
季節の変わり目、どうぞご自愛ください。

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