『新宿　平田神社　親子de寺子屋』始めます！

2025年6月8日2025年6月10日

日本児童文化教育研究所（通称　じゃんけんぽん）では、この度、平田神社で開催される令和の寺子屋プロジェクトに協賛致します！

『新宿　平田神社　親子de寺子屋』のメンバーは、
・塾　長　平田神社　
　　　　　宮司　池内　龍太朗
・副塾長　公益財団法人　新教育者連盟　
　　　　　田本　美佐子
・副塾長　NPO法人　日本児童文化教育研究所　
　　　　　代表理事　川上　彰子
・講師
　公益財団法人　新教育者連盟　子供寺子屋　
　塾長　藤波　礼子
　NPO法人　日本児童文化教育研究所　
　理事　曆　たかし
　やまとことば姓名鑑定　
　山本　幸男（鑑定士　山佐知毘古）

2025年6月7日にスタートアップの打合せ会が行われました！

『新宿　平田神社　親子de寺子屋』とは？

寺子屋というのは、江戸時代に庶民の子どもたちが読み書きや算術などを学ぶために開設された、私設の教育機関で、寺子屋の師匠は、町人や僧侶、武士など様々な人がそれぞれの専門分野を教えていました。

この度、日本人が持っていた戦後失われてしまった知識や日本の美しい礼節等を楽しく大人と子供を交えながら学んでいける場所として『新宿　平田神社　親子de寺子屋』を開始することになりました。

日本の美意識に触れる「和のこころ」勉強会、開催！

日々の喧騒を忘れ、子供達と日本の伝統文化に深く触れてみませんか？

美しい所作（立ち振る舞いや身のこなし）を学ぶ

日本古来の美しい動きには、相手を敬う心や空間を大切にする心が宿っています。日常生活に取り入れられる優雅な身のこなしを、実践を通して学びます。

吟詠（ぎんえい）

漢詩や和歌に節をつけて歌い上げる吟詠は、言葉の響きと情感を全身で表現する日本の伝統芸能です。声に出して詠むことで、新たな感動が生まれます。

和歌

日本語の源流に触れる。和歌で使われる「やまとことば」は、現代日本語の源流とも言えるものです。和歌を学ぶことで、日本語の美しさや奥深さを再認識し、より豊かな語彙力や表現力を身につけることができます。
和歌を学ぶことは、単なる知識の習得に留まらず、私たちの感性や人間性を豊かにし、より充実した人生を送るための助けとなります。

古事記のお話

日本最古の歴史書『古事記』には、神話や伝説が詰まっています。日本のルーツや神々の物語を知ることで、私たちの文化や精神性の源流に触れることができます。

日本の奥深い精神性と美意識を体験できる、またとない機会です。初心者の方大歓迎！一緒に「和のこころ」を育んでいきましょう。

しかも、その場所が何と新宿　平田神社で行われます！街の中にある白色のお社。
ご祭神はなんと、平田篤胤（ひらた　あつたね）‼　をお祀りしてます。
学問の神様で寺小屋の場所としては何ともピッタリな場所ではないですか！

【意外と知らない？】江戸の異端児！国学者・平田篤胤ってどんな人？

突然ですが、「国学」ってご存知ですか？ちょっと堅苦しい響きに聞こえるかもしれませんが、実は江戸時代に日本のルーツを探求した、とっても面白い学問なんです。

そして、その国学を語る上で絶対に外せないのが、今回ご紹介する平田篤胤（ひらたあつたね）という人物です！

「え、誰それ？」と思ったあなた！大丈夫です！彼のことを知れば、きっと江戸時代の日本人の情熱に触れることができるはず。さっそく、平田篤胤（ひらたあつたね）がどんな人だったのか、ざっくりとご紹介していきましょう！

一言で言うと「超マニアックな探求者」！

平田篤胤（ひらたあつたね）は、江戸時代後期に活躍した国学者です。彼の人生を一言で表すなら、「日本の本当の姿を追い求めた、超マニアックな探求者」と言えるでしょう。

彼は、本居宣長（もとおりのりなが）という、国学の大先輩の教えに深く感銘を受け、その学問を発展させました。

彼の３つのスゴイところ！

では、具体的に平田篤胤のどんなところがスゴイのでしょうか？ポイントを３つに絞ってご紹介します！

１．徹底した「古（いにしえ）」への探求心！
- 篤胤は、日本の古典、特に『古事記』や『日本書紀』といった神話の世界に没頭しました。「日本という国は一体どこから来たのか？」「日本人の心のルーツは何なのか？」といった問いを、徹底的に古文書を読み解くことで探求したんです。その熱意は、まるで現代の考古学者のよう！
２「幽冥（ゆうめい）の世界」を解き明かそうとした！
- 彼の研究の大きな特徴の一つに、「幽冥（死後の世界や見えない世界）」への強い関心があります。当時の人々が漠然と抱いていた死後の世界への不安や疑問に対し、彼は独自の解釈で答えを出そうとしました。これは、当時の学問としては非常にユニークで、ある意味、スピリチュアルな探求者でもあったと言えるかもしれません。
３．庶民にも広めた「平田国学」！
- 国学はもともと一部の知識人の学問でしたが、篤胤はそれを庶民にも分かりやすく伝えようと努力しました。全国各地に門人を持ち、手紙でのやり取りや著作を通じて、自身の学説を広めていきました。彼の教えは、幕末の尊王攘夷運動にも大きな影響を与えたと言われています。
まとめると江戸の情熱家！それが平田篤胤！
- 平田篤胤は、日本のルーツを徹底的に探求し、その成果を多くの人々に伝えようとした、まさに「江戸の情熱家」でした。彼の研究は、後の明治維新にも繋がり、日本の歴史に大きな足跡を残しました。
  
  私たちの足元にある「日本」という国の成り立ちや、日本人の心の奥底にあるものを知る上で、平田篤胤の存在は決して忘れてはならない人物です。