百人一首 子供かるた会の様子
２０２５年２月１６日 この日は新生「NPO法人 日本児童文化教育研究所 | じゃんけんぽん」世代交代してからの初のオフィシャルイベントとなりました。
先代から毎年受け継がれてきた天沼八幡神社で行われる「子供かるた会」。古来から伝わる伝統的な遊びですが、気軽に大人も子供もその奥深さ、楽しさを知ってもらえるような会にしたく、今回の会を開催させて頂きました。
ひさかたの 光のどけき 春の日に..
二十四節季の「立春」も終わりに差し掛かかる頃、大人も子供も楽しめる「百人一首 子供かるた会」が杉並区荻窪の天沼八幡神社で開催いたしました。
開始30分前ぐらいから子供たちが集まり始め、参考展示の年代かるたや書籍を興味深く見ていました。
参考展示品の右側二つは北海道や東北で盛んにおこなわれていた、下の句かるた。木札がとても珍しいですね。
その上に展示されている赤の敷物は本物の貝殻を使った平安時代の遊びの貝合わせというかるたの原型となったようなもの。
Google先生によると
貝合わせは、平安時代に貴族の間で親しまれた遊びで、貝殻の形や色合い、珍しさを競う遊びです。また、貝殻の内側に絵や和歌を描いて、その絵柄を合わせる遊びでもあります。
【貝合わせの遊び方】
・貝殻を伏せて並べる
・貝殻の内側の絵柄を合わせて、対になる貝殻を探す
・組み合わせを多く集めた人が勝ち
迫力の競技かるた のエキシビション!!
さて早坂先生の始まって直ぐ、杉並かるた会のA級選手による、競技大会のエキシビションマッチが行われました。
みんなこんなにも近くで試合が見れることはないので、とっても興味深々です。
杉並区の綾瀬千早ともいえそうな「杉並かるた会」のA級のお二人が競技エキシビションを見せてくれました。
かるたは実は奥が深くて、実際に見てみるとなんともその不思議な魅力にはまってしまうことが多く、触れてみないと解らないことが多い、大変興味深い日本の伝統の遊びと言えるでしょう。
和装もとってもかっこいいですね！
普段の練習はジャージなど簡単な服装ですが、公式戦などここぞというときは和装で挑むんだそうです。
凛々しくてかっこいいですね！
かるたの魅力はなに？
かるたの魅力と何でしょう？恋の歌を謳った百人一種はとても雅な表現が多く、日本古来の美しい日本語が沢山使われております。が、子供の頃からかるたに慣れ親しむことで以下のような能力が育まれるのです。
競技かるたを子供から始めるメリット
- 注意深く読み札を聞くようになり、集中力が付く
- 聞く→考える→手を動かす。一連の動作が集中力と反射神経を鍛えて俊敏になります。
- そしてなんといっても、子供のころから交渉力が身に付きます。
これは、競技かるたでは、同時に取り札を取ったときに、自分の取り札で取ると言う事を自分で交渉する必要があります。これは相手が自分より年上であっても、事実を元にきちんと説明をしなければなりません。
実に今の日本人に足りなくなってしまった。大切な部分ではないでしょうか？
早速楽しくかるたを体験！
今回経験者の方の参加はほどんどいませんでしたが、それでもかるたの魅力が十分伝わった日となりました。
3対3の源平戦でみんな楽しくかるたを体験できました。
後半では、A級選手と対戦してみたいという、子供達も出てきて凄いの一言です。
百人一首 子供かるた会を終えてみて
私事の事を少し申し上げると、実は小学生の頃、1年間だけ小倉百人一首を覚える事をしていました。
百首覚えるという事を学校でやっていたのですが、その頃はただ覚えるという作業のような感じで、あまり興味がなく真剣には取り組んでいなかったのを思い出しました。この会を開催する前にAmazonプライムでアニメ「ちはやふる」を一気見して、百人一首の魅力は何なのかを探っていました。
ですが今回の会を開催してアニメ劇中の言葉の意味で凄く共感できたものがあります。
今回、保護者の皆さま方々からもご好評を頂き、1年に一回開催のイベントでしたが、もっとより多くの子供たちにその魅力を体験してもらいたく本年度中にもう1回程度開催出来るように企画中です。
今回ご協賛いただいた、杉並かるた会・天沼八幡神社の皆さま、心より感謝申し上げます。
東京都内でかるたを始めてみたい方は以下のリンクから杉並かるた会へお問い合わせください。
子供たちにより良い体験会が出来るように是非ご援助お願い致します。
指導：一般社団法人 全日本かるた協会
杉並かるた会 早坂
日時：令和7年2月16日（日） 午後13：30～15：30
会場：天沼八幡神社
杉並区天沼2-18-5（JR荻窪駅下車 徒歩5分）
主催：日本児童文化教育研究所（通称じゃんけんぽん）
後援：杉並区教育委員会
協賛：まいぷれ「杉並区」https://suginami.mypl.net/
コメント